あん肝に寄り添うワイン

春節を前に、アンコウの肝が一段と、大きくなる季節になりましたね。
築地魚河岸でも、長円を筒にしたような形の、巨大な塊の、艶やかな肝を見かけます。

そこで今回は、あん肝に寄り添うワインを、試してみました。

朝の魚河岸で目に止まったのは、青森県産の、肌色の表面が美しい肝で、1キロオーバーの塊。
その中ほど、指3本分強をカットしてもらったら、300gちょっと。ひとまず、塩水につけて冷蔵庫で保管します。

薄皮は取らず、アルミホイルで成形もせず、そのまま、昆布をしいた、蒸篭で蒸してみました。
沸騰してから20分くらい、火を止めてから、しばらく放置します。

蒸し上がりました。見た目が余り美しくなくて、ちょっと心配。
でも、スライスした断面は、きれいに艶めかしい色合で、うっとり。柚子を絞った果汁と、木樽醤油を1:1で混ぜた、ポン酢をかけます。

そして、やや樽感のある新世界の、素朴でパワフルな、シャルドネと合わせてみました。

ぬくもりが残る、蒸したてのあん肝は、ふわっとした食感で、滋味豊かにとろけるおいしさ。
今まで食べたあん肝の中でベストかと、自画自賛。

しかし、この後に、もっと驚くべき感動が。ワインを口に含むと、口の中の幸福度が急上昇。味は表現できません。まさに、これをマリアージュと言うのですね。

合わせたワインは、ベンティスケーロ レゼルバ シャルドネ 2018になります。

チリの首都、サンチャゴから西に進み、太平洋岸にも近い、カサブランカ・バレーで造られます。
チリは南北に細長い沿岸に沿って、南から寒流が流れています。カサブランカ・バレーは海側に開いているので、海からの冷たい空気が流れ込みます。
冷涼な気候が、ワインにしっかりとした酸をもたらします。

ベンティスケーロをご紹介します。

本場フランスに負けないワインづくりをチリの大自然で!(株式会社アルカン)

ワインに戻りますね。
25%は、熟成にフレンチオークの樽を使います。また、澱引きせずにバトナ―ジュ(熟成中のワインをかき混ぜて澱と触れ合わせる)します。

その結果、淡い黄金色で、グレープフルーツやライム、パイナップル、モモなどフルーツいっぱいの甘美な香り。
フレッシュな酸とミネラル感があり、しっかりとした味わいながらなめらかな口あたり。

今回は、あん肝にチリのシャルドネを合わせ、そのマリアージュにびっくりしました。
それでは、みなさまの食卓が、素敵なワインで心豊かになりますように。

ワインの詳しいご紹介は、こちらへ。

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